第16章 1st Anniversary
浴衣から伸びる翔の生足。
その片足を上げテーブルに乗せると、ちらりと下着が覗いていた。
翔「んふふ、じゅんじゅんやらぁしいめぇしてるぅ♪」
「いやだってさ…ていうか翔お行儀悪いよ」
シラフだったら絶対しないよな…。
翔「じゅんじゅんはぁ~しょぉとせっくすしたい?」
「したいよ?」
翔「ただせっくすしたいの?それともしょぉとせっくすしたいの?」
「し、翔とセックスしたいに決まってるんですけど」
翔「ほんとにぃ?」
「当たり前だよ。翔以外興味ないよ?」
翔「まおちゃんとはもうしたくないの?」
「は?」
翔「ねぇじゅんじゅん。まおちゃんとはせっくすしたくないの?」
「翔。いい加減にしないと怒るよ?」
俺はビデオをテーブルの上に置いた。
翔「だってぇ…」
「酔ってるから言ってるんだろうけど…真央とは別れたんだから何年も前に。友達だ」
翔「でもいつもなかいいじゃん!ほんとうはまだすきなんでしょまおちゃんのこと」
「いいかげんにしろ」
何でこんなに絡んでくんだよ全く…ちょっと怒った方がいいかな。
「俺が信用出来ないのかよ。何もないっつってんだろ」
翔「………」
すると翔は押し黙ってうつ向いてしまった。
………言い過ぎたかな…。
すると…
翔「………ひっく…うつ…ふえっ…」
「え…え?」
翔「ふぇぇぇん!!じゅんのばかぁ!!」
大粒の涙を流しながら翔は泣き出してしまった。
翔「うわぁぁん!じゅんのばかぁ!きらい!なんでおこるのぉ!おれはわるくないのに!」
「ちょ、ごめんごめん…泣くなよ」
慌てて翔を抱き締めようとしても激しく暴れた。
翔「はなせぇ!じゅんなんてきらいぃぃ!このうわきものぉ!!」
「ごめんて。つーか浮気してないから」
翔「じゅんはぁ…しょぉにおこっちゃいけないのぉ!しょぉにやさしくしなきゃいけないのぉ!だってだんなさんなんだからぁ!!」
「うん、分かったごめん」
翔「うぇぇん…じゅんはしょぉのなんだからぁ…まおちゃんなんかにわたさないんだからぁ…ひっく…やだぁ…やなのぉ…しょぉだけのじゅんでいてよぉ…」
「俺は翔だけの物だから…」
ぽんぽんと優しく翔の背中を撫でた。