第16章 1st Anniversary
ー潤sideー
翔「潤見て。にのからメール来てる」
「ほんとだ。パパと息子って…ははっ、似てないなぁ」
お祭りからの帰り道、翔は結局食べたかった林檎飴を頬張りながら並んでゆっくり旅館へと戻っていた。
翔「元気にしてくれてて良かったね太陽」
「だなぁ…でもちょっと寂しいな」
翔「ふふっ、そうだね」
「それにしても翔夕飯食べれる?そんなに食べて」
翔「んー平気。お腹空いてるんだもん」
「一口ちょうだい」
翔「あーん」
「あーん」
すると翔は飴を差し出さずに一口かじった。
そしてぺろっといたずらっ子の様に微笑む。
潤「………成る程」
翔を抱き寄せ唇を押し付ける。
そのまま口内に広がる甘い味。
唇を離し、翔を見つめると色っぽい目で微笑んでる。
思い出す先程の旅館での情事。
俺は無言で翔の手を引き、人気の無い場所を探した。
旅館の近くにある公園。
その奥にある大きな大木を背もたれにし翔を立たせた。
「すぐ挿れていい?」
翔「え…?」
「大丈夫。さっき一度したから解れてるし」
翔「あ、ちょ…」
「誘ったのは翔だろ?」
翔「そ、そうだけど…」
「痛かったら言って?」
翔を後ろ向きにして手を着かせた。
翔「ひゃあ…!」
浴衣を腰まで捲り上げ下着を下ろす。
「翔。お尻突き出して?」
翔「やだ…恥ずかしい…」
「今さら…ほら」
翔のお腹に手を入れ、ぐいっと上を向かせると蕾が露になる。
翔「あ…」
そのまま息を吐きながらそこに塊を擦り付けた。