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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第16章 1st Anniversary


ー智sideー


「おー気持ちいいか太陽」


太陽「きゃっきゃっ♪」


夕方、夕飯の支度をするかずの代わりにおいらが太陽くんと一緒にお風呂に入った。


松潤が言ってた通り、お風呂好きなんだな…めっちゃはしゃいでる。


子供って…本当可愛いな。
おいら達も早く子供欲しいなぁ…かずに似た女の子がいいなぁ。


息子もいいけどなぁ…一緒に釣り行ったりして…ふふっ。


かず「さとしーそろそろ上がる?」


「おーう」


かず「じゃあ太陽くん貰うよ」


「ほい」


かず「おいで太陽くん」


バスタオルを広げるかずの腕の中に太陽くんを預けた。


和「はーい太陽くん。気持ち良かった?」


太陽「だぁ…」


ご機嫌な太陽くんを拭きながらかずはリビングに向かった。


「よし、と…」


そのままおいらも身体を洗い、風呂場を出た。





「飯何?」


和「カレーだよ」


「おおー…いいな」


和「ごめん先食べてて?太陽くんお腹空いたみたいだから先にミルクあげる」


「んー…分かったぁ」


皿を出してカレーをつぎながら何となく2人に目がいく。


かずに身を預けて元気にミルクを飲む太陽くんと…優しく太陽くんを見つめながらミルクを飲ませるかず。
その姿は…本当の親子みたいだ。


おいらはテーブルに置いてあった携帯を取り、その姿を写真に収めた。


和「どうしたの」


「いや…何かすげーいいなって…」


和「そう?」


「うん。かず…お母さんの顔してた」


和「太陽くん可愛くて。最初はどうなるかと思ったけど良かったね元気にしてくれてて」


「うん」


そのままかずの隣に腰掛ける。


「………何か…子供欲しくなるな」


和「さとしも?」


「もって…かずも?」


和「うん…実際苦労の方が多いんだろうけど…何か…満たされるっていうかさ…」


「うん…凄く幸せな気分…」


和「そうなんだよね…」


そして2人で静かに太陽くんを見つめる。


「な、かず…」


和「ん?」


「暫くは…子供いいって…2人だけの生活楽しもうって言ってたけどさ…すぐ作る?」


和「………俺もそうしたい…」


「………決まりな。じゃあ明日から頑張ろう」


そのままおいら達は微笑みながらキスを交わした。
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