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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第74章 Renewerd


にのの出産から約1ヶ月後。


楽しみにしていた日が漸くやって来た。


松本家と大野家の引っ越しの日。


新しく購入した家具類は事前に運んで貰っていたから思っていたよりは少ない荷物。
それでもやっぱり多いから俺達家族は大慌てだった。


夜に業者さんが搬入を終え、今日は家族総出でお片付けの日。


「太陽。太陽の荷物そこにもあるからね。持って行ける?」


太陽「大丈夫!」


潤父「翔くん。これはこっちでいいんだったかな」


「あ、大丈夫です」


新しい大きな家を家族で世話しなく動く。


そんな中、家にインターホンの音が響く。


「初インターホン。誰だろにのか智くんかな」


潤母「翔くんいいから。私出て来るわね」


「あ、ありがとうございます」


キッチンでお皿を出してると聞いた事のある声がお義母さんの明るい声と共に近付いて来る。


潤母「本当に何年振りかしらねぇ。テレビで見てるからあまり気にしなかったですけど」


「そうですよねぇ。でもお元気そうで」


この声は…


「………小栗くん!」


潤母「お手伝いに来てくれたって」


「そんな忙しいのにわざわざ」


旬「今はそうでもないよ。それに新居のお客さん1号になりたかったしね」


「ごめんね。でも助かる。ありがとう」


旬「じゃあ早速どこやろうか?」


小栗くんが持って来たタオルを額に巻く。


「じゃあ…2階で潤が片付けてるから一緒にお願いしていい?」


旬「おけ。じゃあ行って来ます」


「ありがとう」


小栗くんの背中を見送った後、俺はまたお義母さんとキッチンの片付けに戻った。
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