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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第73章 押された背中


その夜は智香ちゃんがお風呂を上がり、6人で食卓を囲った。


翔が和香ちゃんの面倒を見ながら食事に着く。
太陽ととも君がワイワイやりながら、智香ちゃんがお行儀よく食事をする。


「翔。にのとりーだーはもうすぐ?」


翔「だと思うんだけどね…」


時計を見たら帰宅の予定より少し遅れていた。
こういう仕事だとよくある事だからそんなに気にしないけれど…。


「収録じゃないのに珍しいね」


翔「そうだよね…」


気が付けば全員が食事を終え、翔が立ち上がり後片付けを始めていた。
後に続いて智香ちゃんも洗い物を下げ始める。


翔「あ、ありがとね智香ちゃん」


智香「ううん」


翔「うん、ありがとう。後はやっておくからゆっくりしてて」


智香「はーい」


そのタイミングで虎鉄が鳴きながら近寄って来る。


智香「虎鉄。遊ぼうか」


虎鉄「なーん」


智香ちゃんが虎鉄を抱っこして椅子に座る。


智香「ふふっ、かーわいい」


智香ちゃんが頭上で指をヒラヒラさせると虎鉄がそれに反応して手を伸ばす。


智香「可愛いなぁ…」


そんな智香ちゃんを潤と微笑ましく見ているとインターンが鳴った。


翔「あ、帰ってきたかな」


「俺出て来るよ」


俺はそのまま玄関へと向かった。
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