• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第73章 押された背中


「………大石さん。本当に…ありがとうございました」


大石「こちらこそ。本当にありがとうございました」


対談を終えた後、俺達は固い握手を交わした。


大石「本当はスタジオに行きたかったのですが都合が付かず…申し訳ありません」


「いえ。こうしてお会い出来ただけで光栄です。大石さんの言葉に…背中を押された気がします」


大石「櫻井さんの言葉…本当に…私が訴えや活動をやってきた意味があったと思いました」


「良かったらこれからも…この問題を番組で取り上げていきたいんです。大石さんだけではなくて…被害者の会の方達に…了承があれば…まだまだ…被害者の会や支援センターの話も取り上げていきたいですから」


大石「協力しますよ。これからも宜しくお願いします」










こうして俺は…この活動の第一歩を踏み出す事になった。
大石さんが帰った後…後片付けをしているスタッフの中には涙を潤ませてる人も居て。
どんな涙の意味なのかは分からないけど。
予定の倍の時間を費やしてしまったこの対談。


これをしっかり持ち帰って…当日はしっかり自分の言葉で話していかないといけない。
そう心に決めた。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp