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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第72章 葛藤


ー和也sideー


潤「ごめんな時間取れなくて」


「いいの。こっちも無理に時間作ってもらってありがとう」


潤「座って?」


「うん」


潤くんに促され、スタジオにあるミーティングルームに2人で向かい合って座る。


少し疲れたうっすら髭を生やした表情で見つめるその姿に申し訳ないと思ってしまう。


潤「順調?つわりとかは平気?」


「うん。今回は少なくて…」


潤「なぁ…やっぱり…復帰は来年の追加公演からが良くないか?」


「さとしにも言われたし…普段なら言う事聞いたかもしれないけど…20周年だからどうしても全公演参加したいんだ。やれるだけの事はやるから…お願い。迷惑かけます」


潤「そっか…やっぱり頑なだな」


潤くんが笑いながらコーヒーを一口飲む。


「ごめん」


潤「大丈夫。全力でサポートするし…でもやっぱり無理だって思ったらなら…遠慮しないでちゃんと休む事。いい?」


「ありがとう…潤くん」


潤くんに頭を下げながら俺はそっとお腹に手を置いた。


潤「………それで…翔に何かあった?」


潤くんが本題に切り込んでくる。


「うん…特に何って事じゃないけど…翔さん…今少し不安定になってないかなって…」


潤「………やっぱりにのもそう思うか…」


潤くんが息を吐きながらコーヒーカップをテーブルに置いた。
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