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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第72章 葛藤


ー潤sideー


太陽「あれ?お父さん…?」


リビングでお水を飲んでると目を擦りながら太陽が中に入って来る。


「太陽どうした?」


太陽「トイレ行きたくなって」


「そっか」


太陽「お母さんは?」


「寝てるよ。ちょっと寝れなかったから」


太陽「ふーん…」


「お茶?」


太陽「うん」


「ちょっと待ってろ」


冷蔵庫からお茶を取り出すとグラスに注いで太陽に渡した。


太陽「ありがとう」


ゴクゴクと飲む息子の姿を黙って見つめる。


太陽「なに?」


「ううん。大きくなったって思って…もうすぐ中学生だもんな」


太陽「まだ4年生だよ」


「それでもあっという間だ」


太陽「ふーん…」


「なぁ、太陽」


太陽「ん?」


「………いや。何でもない。おやすみ」


太陽「えー。なにぃ?」


「ごめんごめん。宿題やったかなって。ほら早く寝ろ。寝れなくなるぞ」


笑って誤魔化しながら俺は太陽を部屋に戻した。


「俺も…寝ようかな…」


グラスを片付けた後、俺も直ぐに寝室へと戻った。
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