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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第71章 新たなスタート


智「プ、プロポーズ…」


和母「まぁ…今母さんが言った通り、断られたけどな」


笑いながら父さんが頭を掻いた。


「母さんどうして?」


和母「そうね…この間報告した通り同居はこれからも続けるし…こだわる必要ないんじゃないかって思って」


「それは…そうだけど」


智母「まぁ、夫婦の形はいくらでもあるから」


智父「そうだな」


お義父さんとお義母さんが笑いながらフォローに入る。


「まぁ、2人が良いなら俺は構わないけどさ」


お茶を一口飲み俺も笑い返した。
ふと、さとしを見ると真剣な眼差しでグラスを持っていた。


どうしたのと聞く前に…さとしはそのグラスを強めにテーブルに置いた。


「さとし?」


智「あの…集まって貰ったのは…俺から頼みというか…提案というか…話し合いたい事があったんです」


「提案?」


智父「どうしたんだ改まって」


さとしは…うちの親2人を静かに見つめていた。


和父「智くん?」


和母「どうしたの?」


「さと?」


智「………少し前から考えてたんです。かずに4人目が出来て…踏ん切りが付いたっていうか…」


「さとし。何なの?」


智「お義父さんお義母さん。同居しませんか?」


「え?」


俺を含めたその場に居た大人全員が目を丸くしてさとしを見つめた。
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