• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第71章 新たなスタート


ー和也sideー


それから約2週間後。


智「皆で飯食わないか」


突然の智の言葉に驚きながらも俺はお互いの親に連絡を取って家に招いた。
丁度妊娠の報告もしたかったから都合が良かったけれど…お互いの家族も一緒になんてなかったから戸惑った。


何かあったのかな…。









準備や片付けが大変という理由から近くの個室が取れるお店に俺達はやって来た。


智父「お久し振りです。随分ご無沙汰してまして」


和母「いえいえこちらこそ…」


お互いの親が挨拶してそれぞれの席に座る。


和「父さん身体は大丈夫?」


和父「ああ、お陰様で。和子…母さんがよくしてくれる」


和母「大したことしてませんよ。自分の事は自分でやってるじゃない」


子供達がワイワイとご飯を食べてる中、大人同士の会話が進む。


「………籍は入れないの?」


俺が核心に触れる質問をすると隣のさとしが諭す様にテーブルの下で手を握った。


和母「うん…その事なんだけどね」


「………」


和母「暫くはこのままでもいいと思ってるの」


「………一緒に住んでるのに?」


和父「実はな和也」


「ん?」


父さんが箸を置いて俺を見つめる。


和父「この間母さんにその…プロポーズしたんだ」


「え?」


智「え?」


その場に居る大人達が驚いて声を上げた。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp