• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第70章 Second Wedding


ー翔sideー


札幌から始まった俺達のツアー。


俺達の再婚と相葉くんの第一子誕生。


東京でのコンサートに合わせて記者会見をする予定を組んでるけど…先ずはファンの皆に報告をしたい。


そう思った俺達は…MCに入ると先ずファンの前で頭を下げ、挨拶した。


一瞬の沈黙。
もしかしたらブーイングが起こるかもしれないと緊張した。


けれど。


俺達のファンは温かかった。


沢山の割れんばかりの拍手で俺達を祝福してくれた。
『おめでとう』と書かれたうちわを振って祝福してくれた。


本当にこのグループで良かった。
一年前、どん底で辛い時も…頑張ってきて良かった。


温かい祝福に感極まって泣いてしまった俺の肩にそっと手を置いた潤。
そこからはヒューヒューなんて冷やかしの声を上がって。


「キ〜ス!キ〜ス!」なんてコールが起きて潤が慌てて「見せ物じゃねぇよ」なんて顔を赤くして着替えに下がってしまって会場が爆笑の渦に沸いたのもいい思い出になった。


いつも以上に不安を抱えて挑んだツアーの初日は思った以上の大成功だった。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp