第70章 Second Wedding
ー智sideー
「ふぁぁ…」
大きな欠伸をすると向かい側に座る翔くんが笑った。
翔「智君今日大丈夫?」
「んー?」
翔「にのと一緒にマッサージしなくて平気?」
「うん平気。なーんだよ。その顔」
翔くんが面白そうに笑いながらコーヒーを飲んでいた。
翔「にの少し悩んでたからね。昨日盛り上がって良かった」
その言葉で漸く翔くんのニヤつきが理解出来た。
「何だ。かずの奴もう翔くんに話したんかよ」
翔「ご無沙汰ってのは聞いてたけど昨日盛り上がったのは聞いてないよ。ただベッドが壁に当たる音と声が聞こえたら言われなくても分かるよ」
「え?そ、そんなに…?」
翔「だからにの朝イチでマッサージ受けてるんでしょ?しかもまだ戻らないし。感化されて俺達も盛り上がっちゃったけど…流石に昨日はそんなに激しくなかったもん」
………したんかい。
「まぁ…悩ませてたんなら申し訳なかったよ。かずの腰の負担考えてたらさ…年々控えちまうんだよな…」
翔「でもやっぱり2ヶ月はさ…駄目だよ智君。にのは強がるから言わないけど淋しがり屋だし…智君の事愛してるから不安になっちゃうんだよ」
翔くんのお説教が始まった。