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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第70章 Second Wedding


「その…翔さん達はさ…週…何回ペース?今じゃなくて…回数少なかった時…」


翔「え…?えっと…」


突然の質問に頬を赤らめる翔さん。
それでも…天を仰ぎながら考えてくれていた。


翔「………でも…1、2回は…してたかな…。どっちかが忙しい時とか…」


「そうだよね…ラブラブだもん…」


翔「にの?智くんと上手くいってないの?」


「ううん…上手くいってる…と思う。夜を除けば」


翔「………え?えっと…という事は………」


俺の言いたい事に気付いたのか、翔さんが目を丸くする。
俺は黙って頷いた。


翔「………どの位…してないの?」


「………ちゃんと数えたら…もうすぐ2ヶ月」


そう言うと驚いた翔さんが両手で口を押さえた。


「それに気付いたのが最近なんだよね。そういえばずっとしてないなって」


翔「………」


「最後にした時もさ。和香に気使ってさっさと済ませたの。適当に慣らして挿れて…チャッチャとイって終わり。そのまま直ぐに寝た」


翔「え…」


「………翔さんごめん。こんな言い方して気分悪くさせたら申し訳ないけど…子供が3人も居るとさ…2人の時間が本当に取れなくてさ。ずっとお父さんとお母さんなんだよね。子供達寝るともうお互い疲れててさ…。何か段々回数も減ってきてたし…こういうのマンネリって言うのかなって」


翔「にの…」


「ごめん翔さん」


翔「謝らないでよ…」


そっと抱き締めてくれる翔さんの胸にゆっくりと身を委ねた。
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