• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第70章 Second Wedding


ー和也sideー


「あ…翔さんそれ…!」


翔「えへへ…」


控室、俺の隣に座った翔さんの左手薬指に光る指輪。
指差すと翔さんが幸せそうに微笑んだ。


「同じやつ?」


翔「うん。新しい指輪も買おうって話もしたけど…でも俺はこれだけでもいいかな」


「んふふ。本当におめでとう」


翔「ありがとうにの」


「二度目の新婚さんだ」


翔「うふふ」


幸せそうに微笑む翔さんは本当にとても綺麗で可愛くて。
1年半…見る事の出来なかった笑顔だ。


やっぱり翔さんには潤くんが居ないと。
潤くんには…翔さんが居ないと。


「相葉さん達も新婚さんとはいえ10年以上の付き合いなのにラブラブだし。いいな…」


思わず本音がポロリと出てしまい、翔さんが首を傾げる。


翔「にの…にのと智くんだってラブラブじゃん」


「うーん…そうなのかな」


翔「………何かあったの?」


「いや…その逆」


翔「逆?」


「何もないの。俺達」


翔「何も…?」


幸せな新婚さんに…しかも記者会見の前にこんな話なんて申し訳ないけど。
翔さんじゃないと話せない。


翔「………にの?」


心配そうに覗き込む翔さんを俺もジッと見つめ返した。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp