• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第69章 Essential


和母「いらっしゃい」


翔「お久し振りです。お世話になってすみません」


和母「いいのよ。上と下が女の子だから智也も嬉しいから」


翔「ありがとうございます」


玄関で迎えてくれたにののお母さんに促され、俺達4人は中へと入った。
リビングに近付くにつれて大丈夫の声が大きくなる。


翔「太陽〜」


太陽「あ、おかえりなさい」


翔が声を掛けてもチラリとこちらを見るだけで太陽は智くんともゲームにまた没頭する。


和「ほーら。とも!太陽くん帰るからゲーム終わりなさい」


智也「えー…」


和「『えー』じゃないよ。下でマネージャーさん待ってるからね。また今度」


翔と並んで立ったままその様子を見つめる。


翔「………昔は『パパママお帰り』って飛び付いて来たのに…」


「まぁ、男の子だしなぁ」


翔「なーんかさみし…」


「そうだな…」


それでも。
智くんと楽しそうにはしゃぐ太陽を見るのは楽しかった。
俺達には見せない違う顔。


兄弟が居たら…太陽もあんな顔するのだろうか。


そんな事を思いながら、翔の手を握った。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp