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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第69章 Essential


和「何か…1人増えるだけで大家族感凄いね」


ベッドの中でかずが呟く。


「1人と1匹な」


和「ふふっ、そうだった」


笑いながらかずが俺達の間で眠る和香に触れる。


和「2人結婚するって」


「え?」


和「翔さんが言ってた。潤くんにプロポーズされたって。婚姻届も記入して提出するだけだって」


「そっか…。良かった」


和「本当に良かった…」


「それでそんなに盛ったのか…。まぁ、あの事があってからだから1年…半位?」


和「だからって盛り過ぎでしょ。一晩中して昼間もして…夕方もって」


「まぁな」


和「さすがに今はもう寝てると思うけどね…ふぁ…」


欠伸をしながらかずが目を閉じる。


「おやすみ」


和「ん…おやすみ」


かずの寝息が規則正しく聞こえるまで俺は黙ってその寝顔を見つめていた。


「………そういや…俺達…」


ここ最近はとんとご無沙汰になってる事に気付く。
ご無沙汰な事にも今気付いてしまった。


「………最後にしたの…何時だっけか…」


1ヶ月?2ヶ月?


ぼんやりと俺は指折り数えながら眠りに付いた。
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