第69章 Essential
太陽「わぁ!いい匂い!」
「本当?良かった。味付けどうかな。太陽くん一口食べてみて」
太陽「うん!あむ…」
小皿に少しよそったナポリタンを太陽くんに差し出すとそれをパクリと頬張る。
顔はまんま潤くんだけど…頬張り方は翔さんに似てるな…。
「どう?」
太陽「美味しい!」
「本当?」
太陽「お父さんのあじとちがうけどかずママのあじもおいしい!」
「良かった…じゃあお父さん達呼んで来るからね」
太陽「うん!こて!ご飯だよ」
太陽くんが虎鉄にご飯をあげてるのを見ながら寝室へと向かった。
腰を痛めた2人だから横になって待ってるんだろう。
そう思った俺は何も考えずに寝室の扉を開いた。
翔「あっっ、あぁん潤っっ…もっとぉ…」
潤「翔お口が止まってるよ」
翔「らって…んぁ…はぁん…」
「………」
………俺が見てる事に気付きもしてない。
夢中で潤くんを舐めてる翔くん。
翔くんのお尻を弄ってる潤くん。
俺は黙って扉を閉めてリビングに戻った。
「太陽くん。今からうちに来ない?」
太陽「え?」
「お父さんとお母さんいちゃいちゃしてるから。明日お休みだしお泊まりしない?この間智也がね、1人部屋になったから」
太陽「本当?したい!」
「じゃあ行こう。パジャマ持っておいで。俺ご飯タッパーに詰めてるから」
太陽「はい!ねぇかずママ…こては駄目?」
「いいよ。虎鉄も連れておいで」
太陽「ありがとうかずママ!おいでこて!」
虎鉄「みゃっ!」
部屋へと走る太陽くんを追い掛ける虎鉄。
それを見ながら俺は棚からタッパーを取り出した。