第68章 ママにプロポーズを
ー潤sideー
翔「う、んぅ…はぁ…」
舌を絡めながらゆっくりと翔の身体をベッドに沈める。
翔のスエットを掴み、脱がそうとするとその手をガシッと掴まれる。
「………まだ駄目…?」
翔「そうじゃなくて…その…」
翔の顔付きで…何を言いたいのか何となく分かる。
「………斗真の事?」
翔「………」
「………色んな事があって今の俺達があるんだよ。過去の事は…仕方ない。これから一生かけて乗り越えていくって決めたろ?大事なのは翔と居る時間だから」
翔「潤…」
「愛してる。愛してるよ…」
翔「愛してる潤…」
溢れる涙にキスをして、強く抱き締める。
「大丈夫だから…」
翔「ん…」
ゆっくりと身体を離し、またゆっくりとスエットを脱がし始める。
翔「じ、潤…俺…」
「ん?」
翔「久し振りだって思ったら…緊張してきちゃった…」
「1年半位?確かに…緊張する…」
翔の服を脱がせ、俺も一気にスエットを脱いでベッドの下に投げ捨てた。
翔「潤…」
久し振りに見る翔の裸。
それを見るだけで俺の熱が下半身に集中して首を上げていくのが分かった。
「1年半経っても変わらないな。綺麗だよ翔の身体」
翔「そんな事ない…」
胸元を隠しながら首を振る翔が可愛くてまた興奮が上がる。
「久し振りなんだからちゃんと見せて」
翔の腕を掴んで顔の横で固定した。