第67章 恋の行方 PART 2
潤「ははっ、太陽に追い出されたのか」
「だ、だから…違うってば」
ベッドに並んで腰掛けながら、潤が笑う。
潤「まぁ…あいつももう親と寝る歳じゃないって事だな。もうすぐ中学生だし」
「………早いね。この間までミルクあげてた感じ」
潤「そうだなぁ…」
笑いながら見つめ合ってると、潤がふと真顔になる。
潤「………じゃあ…今日からここで寝る?」
「え…」
潤「俺は…そうしてもいいよ。つーかそうしたい」
潤の手がゆっくりと俺の頬を撫でる。
「潤…」
潤「戻って来て…翔…」
潤が呟きながらそっと唇を重ねる。
俺がゆっくりと目を閉じると…潤は俺を抱き寄せる。
「ん、ぅ…」
遠慮がちに入って来る舌。
潤の背中に手を回すとそのままベッドに沈んでいく俺達。
ギシッとベッドが軋んだ。
遠慮がちだった潤の舌もだんだん強さを増していく。
「ん…ふ…」
ゆっくりと潤が唇を離すと繋がる糸。
こんな光景も…いくら振りだろうか。
潤「翔。俺は…翔との愛を諦めるつもりはもうないから」
ゆっくりと親指の腹で唇を撫でられながら、見つめられる。
潤「諦めようとしたけど…もう無理だ。もしまだ翔が俺と同じ気持ちなら…戻ってきて」
目を閉じると…また柔らかい感触が唇に戻ってきた。