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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第67章 恋の行方 PART 2


和「どうしたの翔さん」


「え?」


和「さっきからずっと唇触ってる」


「え?そ、そう?」


和「なーんか顔ゆるゆるだし」


にのに頬をつんつんされ、慌てて頬を両手で抑えた。


和「んふ。翔さん可愛い。潤くんと何かあったんでしょ」


「………」


綾香「何々?何の話?」


コーヒーを入れていた綾香ちゃんがトレーに乗せて戻って来る。


「あ、ごめん綾香ちゃん。妊婦さんにそんな事させて」


綾香「大丈夫だよ。それに太っちゃったからちょっとは運動しないと」


綾香ちゃんからコーヒーを受け取ると、彼女が俺達の前のテーブルに腰掛ける。


和「そんなに太った?」


綾香「………5キロ」


「大丈夫だよ。俺太陽妊娠した時9キロいったから」


綾香「本当に?」


「でもね産んだら育児で忙しくて割とすんなり痩せられたよ。俺はね」


綾香「にの君は?」


和「俺はともの時も和香の時もそんなに太らなかったからなぁ…」


綾香「まー君は『今位が丁度いいよ』なんて言うけどさすがにね。顔も手も浮腫むし…」


和「お気楽だよ旦那は。気持ちいい事するだけなんだから。こっちは大変だっての」


綾香「ふふっ、本当にそうよね」


「………」


和「翔さん?」


「え?あ、ごめん。そうだよね」


上の空だった俺ににのと綾香ちゃんが怪訝そうな顔で俺を覗き込んだ。
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