第66章 恋の行方 PART 1
翔は斗真にも何も大事な事は言ってなかった。
数日後、レギュラー番組の収録の時、翔は明らかに俺を避けていた。
和「もう…貴方達いい加減にしてよ」
ぶつぶつ言いながらにのが翔のフォローに回る。
智「何したんだよ松潤」
相葉くんとりーだーが俺の両サイドを抑える。
「してないよ。してないけど…」
雅紀「どうしたの」
「………出てくって」
智雅「は!?」
「………ちょっと…言い合いになっちゃってさ…」
和「は!?」
にのの声に振り返ると…翔が同じ事を言ったんだろう。
にのが駄目だよと話していた。
「………ちょっと後で付き合ってくんないかな」
雅紀「いいけど…」
智「どうした」
「聞きたい事あるんだ。マネージャーに」
入口に立って数人で打ち合わせてる翔のマネージャーを見つめた。
智「何を…?」
「うん。まぁ…」
翔とにのが話に夢中になってるのを見ながらマネージャーに近付く。
「ちょっといい?」
翔マネ「え?」
「ちょっと聞きたい事がある。翔の居ない所で」
翔マネ「あ、はい…」
「宜しく」
周りに聞こえない位のトーンで手早く会話を終わらせ、俺はりーだー達の元に戻った。