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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第66章 恋の行方 PART 1


「相葉くんと彼女はもう長いお付き合いですのでようやくこの日が迎えられてメンバー一同喜んでます。彼女とは…にのと3人でお互いの家に行き来してよく食事したりもしてましたし。本当に嬉しいです」


記者「成る程。では今回の結婚や妊娠に嫉妬したりはしなかったんですか?櫻井さんご自身今大変じゃないですか。お隣の松本さんと離婚なされて」


『離婚』という言葉に会場の雰囲気が変わっていく。


「私達の離婚とメンバーの結婚は別物です。それに夫婦では無くなったけれどこうして仲良くやってますから隣に立ってます」


俺がそう答えると潤が大きく頷いた。


するとにのがスッとマイクを構えた。


和「本当に仲良いんですよ。僕この間言いましたから『本当に離婚したの』って。そんな感じですよ」


雅紀「そうだよねー。険悪な感じになってたら5人で会見なんてしなかったよね」


うんうんと智くんも頷いた。


記者「そうですか。では松本さん。相葉さんの結婚にあたってアドバイスはされましたか?『浮気は駄目』とか…」


潤「………」


潤を見ると怒りを必死で抑えてる顔だった。
マイクを持つ手が微かに震えている。


潤「………アドバイスみたいな大層な事は言ってません。ただ…2人の…3人の幸せの為なら協力は惜しむつもりはありません。メンバー全員」


司会者「では次の質問に…」


記者「最後にもうひとつだけお願いします」


また手を上げながらその記者が続けた。


記者「最後なんで単刀直入にお聞きしますね。お2人の離婚の原因は松本さんの女性問題と櫻井さんの不妊が原因だという噂がありますが如何ですか?」


その瞬間、俺は膝から崩れ落ちそうになった。
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