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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第66章 恋の行方 PART 1


いきなりの相葉くんの笑いから緊張の走った会見はやんわりとした空気になっていった。


雅紀「実はつい先日発覚したばかりなんですが…おめでたが分かりまして」


その報告に俺達は拍手でお祝いをして。
このまま順調にいくんだってそう思った。


けれどそんな中、スッと長く手を伸ばす無精髭を蓄えた記者を看た時、俺の顔は固まってしまった。


記者「えー…週刊○○の○○○と申します」


………何でこの人が居るんだ…。


記者「えっとまずは相葉さん、ご結婚と奥様のご懐妊おめでとうございます」


雅紀「ありがとうございます」


記者「奥様の妊娠を報告されたのはいつですか?」


雅紀「えっと先週ですね。レギュラー番組の合間に報告を」


記者「その時のメンバーの方達の反応を教えて欲しいんですが。特に櫻井さんの」


雅紀「………勿論みんな『おめでとう』って言ってくれました。4人共全員」


「………」


記者「そうですか。じゃあ櫻井さんにお聞きします」


彼のギロリとした瞳が俺を捉えた。


記者「相葉さんの奥様の妊娠を聞かれてどの様な気持ちになりましたか?」


「………どの様な…?」


一瞬言葉に詰まる俺に記者の広角が上がった。
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