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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第65章 答え


翔「やっぱりパスタは潤の方が上手だなぁ…」


「そう?ありがと」


自宅に帰り、太陽を寝かせた後、改めて2人で一緒に夕食を取った。


翔が俺の料理を食べてるのを見ながら向かいに座りコーヒーを飲む。


翔「………久し振りだね」


「ん?」


翔「こうして向かい合うのも…一緒に食事するのも」


「そうだね。まさか…離婚してこんなに落ち着いた気持ちになるなんて思ってなかったけど」


翔「………そうだね」


「ありがとう」


翔「何が?」


「今日うちに泊まってくれて」


翔「太陽に泣かれたらね…」


「うん」


翔「ご馳走さまでした。ありがとう」


空になった食器を手に取り、翔が立ち上がる。


「待って…翔」


その腕を掴むと翔が驚いて俺を見つめる。


翔「な、に?どうしたの」


「………俺…思ったんだけどさ」


ゆっくり立ち上がると、翔が構えた様に眉をしかめる。


翔「………何…?」


「………ここで…一緒に暮らさないか?」


翔「………は?」


「3人でもう一度暮らそう」


翔「何…言ってんの…」


翔が掴んだ腕を無理矢理引っ込める。


翔「………帰る」


「翔待って!話聞いて!」


部屋を出て行こうとする翔を俺は急いで追い掛けた。
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