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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第65章 答え


潤「うん。分かった。ありがとう。お疲れ様」


電話を切ると、潤が顔を上げて視線を俺に移す。


潤「翔。マネージャーから…今離婚届受理されたって」


「………ありがとう」


潤「うん」


その後潤はまたパソコンへと視線を移動させる。


静かな楽屋。


5人も居るのに静かな楽屋。


最近はめっきり会話も少なくなってしまった。


智「かず何処行くんだ?」


顔を上げると、にのが楽屋の扉に手を掛けている所だった。


和「ここの空気すっごく悪いから」


智「おい」


そのままスタスタとにのは出て行ってしまった。


智「………ごめん。家でも何度も話して言い聞かせたんだけど…」


智くんが眉を下げながら俺達に頭を下げる。


潤「りーだーが謝る事ないから。迷惑かけてごめん」


智「ちょっと話してくる」


「待って。俺が話してくるよ」


智「翔くん」


「俺のせいだから。まだ時間大丈夫だよね」


智「うん。迷惑かける」


「そんな事ないよ。じゃ行ってくる」


楽屋を出た後、俺はにのを探した。


キョロキョロと辺りを見渡しながら歩くと、トイレへと入って行くにのの後ろ姿。


「にの!」


そう声を上げると、振り返った後足早にその場を去って行く。


「待って!」


にのを呼びながら俺は急いで後を追い掛けた。
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