第65章 答え
和「は?何それ」
「ごめんなさい。今話した通りだよ」
和「今話した通りって…何でそんな淡々としてんの!」
智「かず落ち着け」
椅子を立ち上がるにのを智くんが無理矢理また座らせる。
和「これが落ち着いていられる!?離婚するって言ってんだよ?落ち着いていられる方がどうかしてるよ!!さとしも相葉さんも!」
智「2人が決めた事だから」
和「それが間違った事なら全力で止めるのが俺達の役目でしょ!!違うの!?」
雅紀「そう、だけど…」
和「だったら…!」
仕事終わりの楽屋。
激昂するにのの声が大きく響く。
「にのごめん…。もう決めたんだ。これが今の俺達に出来る最善の…」
和「最善…?離婚する事が?別れる事が最善だなんてありえない!!」
潤「にの…」
和「俺は認めないよ。離婚するなんて認めない!!絶対嫌!!」
智「かず!」
智くんが声を上げながら立ち上がる。
和「だって…っっ…!」
ボロボロと流れる涙。
そのまま智くんにすがるにのを…彼は優しく抱き締めた。
智「気持ちは皆一緒なんだよ。おいらだって相葉ちゃんだって…」
和「っっ…やだよっ…」
泣き続けるにのを俺は黙って見てるしか出来なかった。