第12章 ♣あの娘が・・・
けっこうかわいい子いるじゃ〜ん(〃▽〃)
自然と顔の筋肉が緩んでいくのが、自分でも分かった。
それを長瀬くんに悟られないよう、真面目を装うけど…やっぱムリ〜!
「おっ、気に入った子いた?」
ファイルをパラパラ捲っていたら、長瀬くんがニヤニヤしながら聞いてきた。
慌ててファイルの最後のページを開くと、運良く“おしながき ”と書かれたページ。
そこに目を通し、
「抹茶プリン…食べたい…です」
何言ってんだ、俺…
長瀬くんがテーブルのブザーを押した。
すると、
「お呼びでしょうか、ご主人様♡」
と、女の子?が2人。
「抹茶プリン2つね。 それから和子ちゃん指名ね」
慣れた様子の長瀬くん。
「あの〜、ここには良く…?」
「ま、常連…とまではいかないけど、ちょくちょく来てるね」
そ、そうなんですか…