• テキストサイズ

こたつ de ×××【気象系BL】

第10章 ♣️ウィンタースポーツが…


雅紀side


大ちゃんがこっちに向かって走ってくる…と、思ったら転んだ…

「あいばぢゃ~ん…」

半べそかいて俺を呼ぶ。

雪に埋もれた身体を起こしてやると、俯いたまま俺に抱きついて、唇を押し付けるようにキスをしてきた。

そして、

「あいばぢゃ…ん、どっか…いっちゃっ…た…思っ…て…で…」

最後の方はもう言葉になってなくって…

俺は大ちゃんの頭を撫でてやる。

「俺は何処にも行かないよ? だってこんな泣いてる大ちゃん置いて、行けないでしょ?」

大ちゃんは俺を見上げると、鼻をズズッと啜った。

「ね、大ちゃん、これ見てよ?」

俺は横にある白くてコンモリした山を指差す。

「え、えっ、かまくら…?」

びっくり顔の大ちゃん。

「そ、かまくら!」
/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp