• テキストサイズ

こたつ de ×××【気象系BL】

第10章 ♣️ウィンタースポーツが…


智side


俺達の部屋はカントリー調の家具で、とてもかわいい感じのツインルームだ。

相葉ちゃんは荷物をクローゼットに仕舞うと、さっさとスキーウェアに着替えた。

俺はその光景を、ベットに座ってずっと見ていた。

視線に気付いたのか、一瞬俺の方を見たけど、すぐにそらしてしまった。

そして一言、
「行ってくるね…」
と、言って部屋を出ていってしまった。

なんだよ…
こんなとこまで来て、一人ぼっちかよ…

ベットに仰向けに寝転がると、また睡魔が襲ってきた。


どれくらい寝てたんだろう?

目が覚めると部屋は真っ暗、外も真っ暗…

「…相葉ちゃん…? いないの?」

急に不安になって部屋中を探し回った。
それこそ冷蔵庫の中まで…

でも相葉ちゃんは何処にもいなかった。

帰って来てない…?

窓の外に目を向けると、シンシン降り続ける雪。

まさか…遭難…?

えっ…やだよ、どうしよう…!

俺は半分パニック状態になっていた。

その時だった、スマホが小刻みに震えながら鳴いた。

液晶には‘’翔ちゃん‘’の文字。

「しょ、しょ~ぢゃ~ん…あ、相葉ぢゃんが~」

俺はボロボロ泣いていた。
/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp