第23章 ♥声が・・・
翔side
「智くん、舐めて上げようか?」
えっ、て電話の向こうで動揺してるのが分かる。
でも返事はない。
「いいの? 出さないと辛いよ? 手伝って上げるよ」
俺は自分の指を口に入れ、ジュルジュルと音を立てて吸った。
「やぁ…しょ…く、あつ…い…」
智くんの呼吸が荒い。
感じてるんだね?
「はぁ…も、イキ…そ…」
指を吸う速度を上げ、わざと音を大きく立てた。
「あっ…あ…ん…イッ…ちゃ…う…」
電話越しにバタンと音がした。
「さ、智くん? 大丈夫?」
聞こえて来るのは呼吸音だけ。
「ん…はぁ…っ…あ…」
「智くん?」
もう一度問いかけてみる。
「しょ…く…、とま…んない…の…
いっぱ…い…でるの…」
ありゃりゃ、
泣く程出たのね…(;^_^A
「泣かないで? ほら、もう挿れてあげるから、ね?」
ズズッと鼻を啜ると、小さな声で“うん”て答える。
素直に俺に甘えて来るところが、愛おしくて堪らない。
「優しくして…ね?」
あぁ、もぉ…!
そんな可愛いこと言わないで。
虐めたくなるから…