• テキストサイズ

こたつ de ×××【気象系BL】

第20章 ♦時計が・・・


「翔ちゃん、朝ごはん出来たよ〜♡」

言うと、翔ちゃんが新聞を畳んで、テーブルの縁に置いた。

空いたスペースに、お味噌のお椀と、お漬物、焼き魚、それと炒飯を並べた。

「さ、食べよ?」

翔ちゃんの向かいに座り、手を合わせた。

「なあ、何故に炒飯? 普通さ、味噌汁、漬物、焼き魚、ってきたら白米でしょ?」

あ、それ気にする?

「もぉ、細かいこと気にしないの!」

変なトコこだわり強いんだから、うちの旦那様は…

「まいっか…。いただきます」

翔ちゃんが炒飯を口いっぱいに頬張る。

ほんといつも美味しそうに食べるよね、翔ちゃんは。

「どう? 美味しいでしょ?」

聞くと、ウンウン頷いて、親指ピキーンて立てて、
「うましっ!」

って、その顔イケめてる〜♡

ほっぺの米粒は愛嬌だね(笑)

「雅紀今日何時?」

「んとね、俺は13時。翔ちゃんは?」

「12時だな」

2人で壁の時計を確認する。

現在の時刻、10時30分。

「じゃ俺、ちゃっちゃと片付け済ませちゃうわ」

俺が席を立つと、翔ちゃんはまた新聞を広げた。
/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp