第18章 ♥Sweet Sweet kiss♡
「ほら、出来たよ、チョコバナナ…」
智くんの背中を支えて身体を起こしてやる。
「見てごらん? とっても美味しそうだよ?」
固く閉じていた瞳は、開かれたと同時に逸らされる。
「しょ…くん、変態…」
目尻に溜まっていた涙が頬を伝った。
それでも
「食べていい?」
って聞けば、小さく頷く。
膝の辺りで溜まっていた下着とズボンを引き抜き、そこに割って入る。
チョコバナナを口に含むと、少しずつ固まり始めたチョコがパリッと音を立てる。
味わうように舐めあげ、舌先を先端に差し込むと、俺の口の中で智くんが更に成長する。
「んぁ…はぁ…はぁっ…」
智くんの息が上がり、身体を支える両腕がプルプル震える。
「ね…も、もぅ…ム…リ…!」
「イッていいよ?」
口を上下に動かし、音を立てながら一気に責め立てる。
「あ、あっ、やぁ…あ…あぁっ…!」
口の中で智くんがビクンと震えたかと思ったら、甘さと苦さが口内に広がった。
それを音を立てて飲み込んだ。
「飲まないでよぉ…」
真っ赤な顔して涙目で訴える智くんに、満面の笑顔を向け、
「美味しかったよ、チョコバナナ」
って言ってやると、顔を背けたまま、
「俺にも食べさせて? 翔くんのチョコバナナ」
そう言って、俺のベルトを引き抜き、ファスナーを下ろすと、猛った俺自身に唇を寄せた。