第18章 ♥Sweet Sweet kiss♡
翔side
だから松潤と…?
完全に俺の誤解だったってこと?
突然朝冷たくあしらってしまったことが脳裏を過ぎった。
「どうしたの、翔くん?」
不安気に俺を覗き込む智くんに、なんでもないよと返した。
ピックにパインを刺し、程よく溶けたチョコを纏わせると、智くんの口許に寄せた。
「あ〜ん、してごらん?」
素直に応える智くんの口に、チョコパインを突っ込む。
「美味しいでしょ?」
口一杯に頬張り、幸せそうに微笑む智くん。
「ここ、チョコ付いてる」
顔を近づけ、唇の端に付いたチョコを舌で舐めた。
「智が食べたい…」
一瞬にして真っ赤になる智くんの顔。
躊躇いがちにに頷いた智くんを、ゆっくり押し倒した。
酔いそうな甘い匂いと、俺を見上げる潤んだ瞳に、俺の理性は弾ける寸前だった。