第16章 ♣️探し物が・・・
翔side
目の前を行ったり来たりするプリンとしたお尻。
大好物を前に、素直にお預け喰らう程俺は馬鹿じゃない。
そ〜っと忍び寄り、細い腰を掴んだ。
キャッって可愛い悲鳴の直後、俺はギャーっと悲鳴を上げて蹲った。
智くんの見事なグーパンチが天辺から降ってきた。
「わわわ…、どうしよう翔くん…。ごめ…ププッ…」
蹲る俺を見て、必死に笑いを堪える智くん。
アンタは鬼かっ!
「だって翔くんがいけないんだよね? 探し物中なのに盛るから…」
そうだった!
探さなきゃ!
タイムリミットまでもう時間がない!