第14章 ♣洗濯物が・・・
ってな訳で、途中スーパーでビールやらつまみやらをしこたま買い込んで帰宅。
インターホンを鳴らすけど、応答はない。
出かけてるのか?
いや、それとも寝てるのか?
ま、いいや。
どちらにしてもこの重たい荷物を、さっさとなんとかしちゃいたい。
鍵を回し、ドアを開けた。
「ただいま〜」
シーン……
応答なし。
「ま、遠慮しないで入って入って」
「おじゃましまーす」
潤は玄関できっちり揃えて靴を脱いだ。
「智くん出かけてるのかも…」
言いながらリビングのドアを開けた。
すると、途端に溢れだす熱風。
な、な、なんだ…?
ここは常夏の島…アイランドか…?
しかもこの部屋は一体…
床一面に敷かれたブルーシート。
その上に綺麗に並べられた衣服。
そして肝心の智くんはと言うと、上半身裸でコタツに潜り込んで、気持ち良さげにスヤスヤ寝息を立てているじゃないか!