第14章 ♣洗濯物が・・・
智side
う〜、あついよ〜
も〜、寝てらんな〜い!
パッと目を覚ますと、上から見下ろす翔くんの顔。
「あ、翔くんおかえ…り…」
って、アレ?
怒ってる?
え、なんで?
俺、翔くんが怒る様なこと、なんかしたっけ?
「さーとーしーくーんー!」
「は、はぃ〜!」
ビックリして声ひっくり返っちゃった(照)
「早く服を着なさい!」
「は、はぃ…。でも、あの…、服も全部洗っちゃって…着るモノがない…で…す…」
はぁ〜、って翔くんの大きな溜息が降ってきた。
「もう…、困った奥さんだね、智くんは…。ほら、取り敢えずコレ着ときなさい」
翔くんは着ていたコートを脱ぐと、寝転がったままの俺をゆっくり起こして、それをフワッとかけてくれた。
「ちょっとビックリしたけど、頑張ったんだよね?」
うん、俺翔くんのために頑張ったんだよ♡