第13章 ♠迷子が・・・
翔side
ひょっとして駐車場かもしれない。
こんな寒空の下長時間いたら、智くんが風邪を引いてしまうじゃないか。
待ってろよ智くん、すぐ行くからね!
焦る気持ちで、とっとと会計を済ませ、袋詰作業を済ませると、再び大型カートをガラガラ押しながら出口へ向かった。
その時、カートの山から袋が一つ落ちた。
袋から投げ出される、派手な色柄の小箱の数々。
一見するとチョコレートに見えなくもないが…
なんて冷静に観察してる場合じゃな〜い!
俺は慌てて箱を掻き集め、袋に放り込んだ。
通りすがりにオバチャン達が、「あら〜、お盛んね〜」なんて言ってく。
超恥ずいんですけど〜(/ω\)