第8章 ドM浦島太郎
×大野青鬼さん
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松『ずいぶんと可愛い鬼だなぁ~? 』
大『おや?キミは鬼退治にきた浦島くんかな?
キミこそずいぶんとスタイリッシュなんだね…
お供はおらんのか?』
松『そんな退治だなんていつの時代のお話ですか?
ほら。今日はパソコンの講習にきたんですからさっそく開いてみてください。』
大『はいはい。 全く…難儀な時代になったもんだな。』
松『青鬼さんはもう300年くらい生きてるんでしたっけ?』
大『そうだな。 鬼もこれくらい出来ないといけない時代なんだって、赤鬼に口を酸っぱく言われて
仕方なくな……』
松『赤鬼さんってキャスターの? お知り合いなんですか?
ほら、そこもう打ち間違えてます…小さいつはですね…』
大『ああ……おいらの指が拒否しているんだな。
赤鬼はすっかり現代人…いや、現代鬼に成り代わってしまった』