第5章 ドM秘書
×社長・智
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潤『社長、そろそろお時間になります
けど… 社長~、準備はよろしい
ですか?』
何の反応もない部屋に入って来て、
ソファーで横になったまま眠る大野の
前で仁王立ちでため息を吐き出した。
智『う…むにゃ… じゅ…ん』
潤『寝顔だけは…天使だな…』
そうつぶやくように言いながら昨日の
夜の事を思いだしてしまう。
こんなに普段ふんにゃりした人が夜
そういう時になると人が変わって、
ドSに俺を攻めてくるんだ。
智『天使は…潤の方だろ』
潤『え…あっ…、社長~起きてらした
んですか…あっ…』
腕時計を確認しつつ起こす前に準備して
あげるかと、去ろうとするとグイッと手
を引かれて智の上に乗る形で足で挟みこ
まれた。