第6章 ドS兄弟
その日会社で、雅紀の同級生の
親が突然亡くなった事を聞いた。
翔『ただいま…
雅紀…?』
少し早くあがらせてもらって、雅紀を
驚かせようと帰りにケーキを買って
帰ってきたけど、真っ暗で出て来ない
。
雅『…っ …ぐ… うくっ…』
雅紀の部屋から嗚咽のような堪え泣く
声が聞こえきて、荷物もケーキももう
放り出して駆け出した。
翔『雅紀…っ』
驚きながらもまだ涙が止まらない雅紀
を握りしめていた家族写真と共に抱き
しめた。
雅『兄ちゃ…ん ……俺…』
翔『俺…あの時、お前を守るって
笑顔にさせるって誓ったのに…
こんな辛い思いさせてごめんな。
俺…仕事変えるから。もうこれからは
もっと一緒にいられるようにするから
だから、雅紀笑って。』
そう言うと、指で涙を拭ってそっと
キスをした。
愛してるを込めて。
Maybe next…