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Sな衝(翔)動【気象系BL小説】

第14章 ドSバイオリニスト


×バイオリニスト二宮


*****



『先生…。また7万円ですか? ゲスいなぁ~~』


『お前には言われたくないな。 俺はきちんと割りきった相手しかいないからな』




『ふ~~ん。 まあいいや。 今日はそれでお相手はいるんですか?』




『この流れで誘ってくるとは、やっぱりあんたには

負けるよ。』




演奏でも、二宮は英才教育で3才からバイオリンを握らされた俺と違って、学生からはじめてトップまで登りつめた天才タイプ。




『これでも、結構あんたの事 本気…だったり

するんですけどね…。』




『……え? 何か言ったか? 』



『いや。何でも。 俺の演奏…ちゃんと見ててくださいね?

自信失って弾けなくなるくらいにしてやるから…』



そう言ってニヤリと笑うと、親指を立て、ステージへと去って行く。




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