第2章 ドS執事
×智お坊ちゃま
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大『翔…髪ドライヤーかけて
くれ。』
櫻『かしこまりました。智お坊
ちゃま。』
いつものように櫻井の足の間に挟
まれるように座る。
大『…いいって言ってるだろ。
智で。』
櫻『智…。 なんだか照れ
ますね。』
大『翔の手、気持ちいい…。
心地良いなぁ…。』
そう言って、コトリと腿に頭を預
けるように乗せる。
櫻『…何かございましたか?』
大『ちょっと…ね。 学校で…
でも…なんか今はどうでもよく
なる。』
櫻『おっしゃってください。事と
しだいによっては…』
上から顎を持ち上げられて顔が
目の前に迫って来て思わず目を
瞑った。
大『しょ……う? 何…』