第20章 Sweeter than SWEETS
「ごめん…相葉さん…俺があそこで紅白の話を振らなきゃ…」
「違うよ!ニノは悪くない…。
俺が悪いの…。
ごめんね…ニノも松潤も…」
「なんで相葉くんが謝るの?
あれは俺の答え方が悪かったんだって…。
確かにあれじゃ、曲はおざなりにしていいみたいにきこえるよね…」
「ちがうって…そうじゃなくて…さ。
俺が悪いの。
リハ通りに話のできなくて……ごめん」
「いや…だから…まーくんは悪くないよ!
近づいてるのに俺が紅白の…」
「ニノも悪くないよ!
あれはもともと決まってたことじゃん!」
ずーっと相葉ちゃんとニノと松潤が3人で謝り合ってる。
「ねぇ…智くん、いいの?
間に入らなくて?」
翔ちゃんが心配そうな顔でそう言ってくる。
「うん…そうだね…。
もうしばらく様子見て…どうしようもなくなったら間にはいるかなぁ…」
「え?そんなのんびりなの?」
翔ちゃんが少しキツイ目線を投げてくるけど…。
「そりゃ、間に入るのは簡単だけどさ?
あれはあの3人で解決したほうがいいと思うんだ。
そのほうがスッキリしてシコリも残らないよ?
もう、みんな大人なんだから大丈夫だよ?」
翔くんを宥めるように視線を投げた。