第18章 Will never let you go…
大野side
ちゃっかり【二宮】で
領収書をきって貰ったニノと
車で家に戻る。
運転しているニノは真剣で
僕はその横顔を
気づかれないように見ていた。
ガレージには翔くんの車だけ無かった。
「ただいま〜」
買ってきたケーキの箱を大事に
抱えながらリビングに入り
声をかけた。
A:「おかえり、もうすぐ夕飯だよ?」
N:「あれ?まーくん帰ってたの?」
車があったからわかってるくせに…。
A:「今日はなんかみんな調子よくて
撮れ高も十分だったから
早めに終わったの!
ねー大ちゃん見て、これ!
すごくない?」
相葉ちゃんが持ってる箱の中には
大量の牡蠣。
隣で潤くんが軍手をして
牡蠣の身を取り出してる。
M:「これ、凄いよ?
めっちゃ新鮮!
ほらあ~んして?」
言われるままに口を開くと
プリプリの牡蠣の身が入ってきた。
「うまっ!翔くんも喜ぶね?
あっ、翔くんは?
車、無かったけど?」
A:「翔ちゃんはね、おつかい。
足りないもの買いに行ってるよ。
二人とも着替えておいでよ?」
M:「そうそう、翔さん帰ってきたら
食べるからね?」
楽しそうに準備している二人に
感謝しつつ和とそれぞれ部屋に戻って
着替えてリビングに下りた。
丁度、翔くんも帰ってきて
いつものようにテーブルを囲んで
食事をした。