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しあわせはここにある【気象系BL小説】

第18章 Will never let you go…


大野side


「あっ、あんっ、ふぁっ、ね、もっと…
 
 あんっ、いいっ、きもち…いぃ…」


N:「ここですよね?」


和の指がそこを触った途端に
躰に電気が走る。

躰がびくりと跳ねるのを止められない。


「あぁぁぁ…そこっ…ダメっ…
 そんっなっ…いじら…いでぇ…」


S:「智?もっとだろ?
  ほら…強請れよ…。

  ちゃんと言ったらもっと
  気持ちよくするよ?

  もっともっと感じて?
  溶けちゃいなよ?」


「しょ…ちゃ…ちょーだい?
 
 ほしぃの…ゆびじゃなくて…

 しょ…ちゃ…が…ほしい…」


溶けるほどの快感に痺れる手を動かして
翔ちゃんのモノに手を伸ばす。

既に硬くなった翔ちゃんのモノを
ゆるゆると撫でるように触る。


「これ…ちょーだぃ」


和が翔ちゃんの耳に何かを囁く。


N:「智?それでいいんだよ?
  
  もっともっと声に出して?
  今だけじゃなくて、普段からね?」


和が僕の頬を撫でながら
優しい声音でいう。


A:「こっからさきは
  翔ちゃんに譲るから…」


M:「俺たち…いない方がいいだろ?」


それまで背中に感じていた
雅紀の体温が離れる。

それがすごく寂しくて…。
見られる恥ずかしさよりも
いなくなる寂しさの方が勝った。


「やだ…いかないで…。
 
 そばに…ぃて…」


ワガママを言っていいなら…。
自分の思いを言葉にしていいなら…。

お願いだから…傍にいて…。



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