• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第16章 Don't be discouraged!


二宮side

やっと聞けたその一言。

潤の本心。
愛して欲しいと希求する心。

声に出さず押さえつけていた欲望…。

誰にでもあるその気持ち。

愛したい…愛されたい。
その気持ちのバランスが上手く取れてるとき
人は幸せを感じるんだと思う。

でもね、それが崩れるの…全てが辛くなる。
行きすぎると人間不信になる。

そんな潤に教えたいんだ…
人の温かさを…。

辛いときほど抱え込んで隠す潤に…。

同い年だけど…
潤はやっぱり俺にとって弟で…
俺にとって多分唯一、
無条件で甘えさせることができる相手。

でも潤にも意地があるんだと思う。

だから俺たちは普段、逆に距離がある。

そうやってお互いに自立しようとしてる。

でもさ、こんなときはやっぱり
頼って欲しいし、思いっきり甘やかしたい。

プライドの高いこいつだから…
その一言を待っていた…。

「じゅーん、大好きだよ?
 俺と一緒に気持ちよくなろう?」

そのまま、口に胸の飾りを含み…
歯を立てる。

唇を滑らせ、乳首の横の柔らかな部分に
吸い付く。

唇を離すと朱が残る。

M:「かず…それ…」

「痕、付けちゃった。
 着替えの時、スタッフに見られないように
 気ぃつけろや?」

M:「バカ…なんで…」

泣きそうな顔で俺を見る潤。

「決まってんじゃん?
 俺のものって印、付けたかったから…
 いいだろ?」

泣きそうなのにどこか嬉しそうな潤。

だから…さらに痕をつけてやる。
/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp