第16章 Don't be discouraged!
二宮side
なんでって顔の坂本くんに長野くんが言う。
長:「大ちゃん、俺たちの後ろで
踊ってくれてた期間長かったでしょ?
それだけ、リスペクトして
くれてんだって。
なんか、こそばゆいけどね?
俺たちもあるじゃん?そういうの」
坂:「あーわかるかも?
それはありがたいね」
大野さんの頭をくしゃくしゃって撫でて
坂本くんが言った。
坂:「本番前に悪かったな。
どうする?一旦戻るなり、
どっか別の部屋行くほうが良いなら
俺から話すよ?」
O:「ありがとうございます。
でも、ここで大丈夫です。
ね?」
俺たちの顔を見て
小首を傾げて聞く大野さん。
然り気無く潤くんの腰に手を回してる。
M:「迷惑じゃなければここで」
潤くんが口を開いた。
A:「俺たちは構わないよね?ね?ニノ?」
聞いてくる相葉さんに「勿論」と答えた。
潤くんがいいと言うなら敢えてどこかに
行く必要はない。
O:「ほら、潤?あっちに座ろ?
翔くん応援しなきゃ」
そう言って二人に会釈して潤くんを
テレビの前に引き摺っていく大野さん。
それを相葉さんが追い掛けるから、
俺もお辞儀してから後を追いかけた。
坂:「嵐は相変わらず仲がいいね?」
長:「ほんと、いいよね?」
背中に聞こえた二人の呟き。
いえいえ、兄さん方には敵いません。
そう思ってしまった。