第15章 Always thinking about you…
大野side
詰まるおいらに潤くんたちが
助け船を出してくれる。
A:「ほら、もうそのへんで…ね?」
M:「席着いて、食べよう!」
「相葉ちゃん~、潤く~ん!好き」
A:「俺も好きだよ~、大ちゃん」
抱きついてきた雅紀。
おいらの肩を抱き、ダイニングに
エスコートしてくれる潤くん。
M:「海鮮メインの鍋にしたからね?
最後は雑炊にしようね?」
「雑炊…卵入れる?」
M:「入れるよ、智くん好きだもんね?」
A:「いじわるニノちゃんは放っておこうね?」
「うん!」
N:「うわっ、なに?俺が悪いの?
おじさん、きったないよなぁ…。
何、まーくんとJ、味方にしてんの?
なに、そうやって甘やかしてるの?」
M:「甘やかしてるって…。
べつにいいだろ?なあ?」
おいらの顔を覗きこむ潤くんが
相葉ちゃんに同意を求める。
S:「お前らさ、わかってる?
言っとくけど智くんは俺のだからね?」
わいわい言いながら席についたおいらたち。
目の前には湯気を立てた美味しそうな鍋。
みんなにグラスを回しながら和が言う。
N:「翔さん、それは違うわ。
おじさんはみんなのものだから」
おいらの横にいる和が「ね?」って
言いながら次の瞬間、キスをした。
立ち上がろうとした翔ちゃんを
相葉ちゃんが止める。
M:「もう、いい加減にしな。下げるよ」
潤くんの一言に
みんなの動きがピタリと止まる。
もちろんおいらも。
「うん、食べよ。お腹すいた」
これを号令にみんなのいただきますが響く。
ようやく、帰ってきた日常にホッとした。
色々あるけど…
みんながみんなのことを思ってる。
だからこのまま進もうね?
おいらたちらしく、おいらたちの方法で
この先もより高みを目指して翔んでいこうね?
<End>