第13章 Childhood's end
大野side
自分を嫌う和に
愛されてる自分を見せたくて…。
鏡に映る自分の姿を見ろと強要したおいら。
可愛い和。
おいらの大事な和。
どんな姿でも可愛くて愛しくてたまらない。
甘い表情と声でおいらを煽る魅力的な
和の姿を和自身に認識させたかった。
でも、そんな考えは和の淫靡な姿の前では
あっさりと消えて…
ひたすら和に快楽を与えたくなる。
五感で感じて…。
聴覚や触覚だけではなく
視覚でも感じてほしかった。
果たしておいらの意図は通じたのか?
和の視線が鏡に固定された。
それを見ておいらは手の動きを早めた。
先走りで滑る和の中心に快楽という名の
淫らな毒を送り込む。
N:「んっ…うんんっ…ねぇ…
もぅ……ィく…イきたぃ」
そう言いながらおいらの腕を
力を込めて握る。
「いいよ…イキな…何度でも…
見ててやるから…」
つぎつぎと溢れる蜜を和に塗りつけ
強弱をつけて扱く。
N:「ひぁっ…あっ…あん…ぁあああぁ…」
嬌声と共に和の熱が爆ぜた。
和の躰に散った乳白色の熱を指で掬い
自分の口元に運ぶ。
その様子を見つめる和。
信じられないって顔してる。
「ん?どうした?」
N:「…指…」
顔を赤らめて一言呟く。
「ご馳走さま。
でも…まだ足りないよ?
もっと…もっと甘い声、聞きたい…。
聞かせて…和?」
悦楽の余韻の残る和の躰を
ベッドに押し付けた。