第13章 Childhood's end
二宮side
俺のモノを扱く手の動きがゆっくりになる。
躰は解放をもとめて、
わずかに残る理性とは裏腹に動き出す。
智の脚に捕らえられ殆ど動かない下半身を
それでも必死に動かす。
O:「ん?和?とうしたの?」
声に笑いを含ませてわかってるくせに聞く。
もう焦らされ過ぎて…。
理性は焼き切れる寸前で…。
もう…それしか考えられなくて。
「さとしっ…おねがいっ…
もぅイきたい…ねぇ…」
O:「素直な和は大好きだよ…じゃぁ…
目、開けてちゃんと見てて」
そう言うと手の動きを早くし始める。
「あっ…ああっ…んっ…いい…」
無意識に目を瞑る俺。
智の手が止まる。
O:「か~ず、ちゃんと、前、見て」
俺の胸の先を爪で弾きながら言う。
「ゃあ…いじわる…しないで…」
O:「意地悪じゃないでしょ?
ちゃんと見れたらご褒美…
あげるよ?」
あぁ…もぅ…。
「おねがい…焦らさないで…」
躰を反らし自ら智に口づけ懇願する。
O:「焦らしてる?
そんなつもりはないんだけど…
でも…確かに辛そうだね?」
鏡に目をやり、
映る俺の表情と中心に視線を送る。
嘗めるような目線に
ゾクッとして躰が震えた。
鏡越しに交わる視線。
背中に感じる大好きな人の体温と
目の前に見える熱を帯びた表情。
そして…淫らな顔をした自分…。
背中にいるこの人は俺の痴態を見て
どんな顔をするんだろう?
それはいたく背徳的に思えて…頭が痺れる。
そして…目が離せなくなった。
そんな俺を見て智の手の動きが変わる…。
「あっ…あんっ…はぁ…んっふ…」
口をつく自分の喘ぎ声に益々興奮する。
目が鏡に映る智を追う。